海城学園Q&A

海城学園は、学校の内外ともに勉強しやすい学習環境が整っており、勉強意欲・目標意識の差から生じる学力差も大きくなっています。
周囲との切磋琢磨を通して早期から勉強を継続し、校内で上位を保っていけば、東大をはじめとする難関大学に自然に合格できる中高一貫校です。
海城学園について、出身教師に実際にインタビューしてみました!


中学入試で、開成などの最難関中学受験者も併願する第二回入試での入学者は中学でも成績優秀で、第一回入試での入学者が東大などの最難関大学合格を目指すのは厳しいのでしょうか?

中学の最初の段階では、成績上位者のほとんどは第二回入試での合格者です。中学の最初の時期は、中学受験で獲得した知識や能力を活かして好成績を収めることができます。ここで気を緩めず、中学・高校と努力を怠らずに、成績を維持できた生徒は大学受験でも良い結果を残すことが多いと思います。逆に第一回入試での入学者は中学時にはどうしても第二回入試での入学者とは差があり、平均点前後しか取れないことがほとんどです。しかし中学から始まる英語や、算数と要領が違う数学、細分化していく国語・理科・社会など、成績アップの可能性は数多くあります。そのため、継続的に努力していけば、中学の後半や高校での逆転も十分可能です。もちろん他の人以上の努力が必要なのは言うまでもありません。結局「入学時の学力で確かに最初は成績に差が出てしまうが、そのあとの努力次第で、挽回の可能性も成績悪化の危険性もある」ということです。


中学受験の時は算数が大の得意科目だったのに、数学の期末試験の成績が悪く、補講に指名されてしまいました。このままで難関大学に合格できるのでしょうか?


「算数が得意だった人は数学も得意にしやすい」とは言えますが、算数で偏差値70などをとっていても数学で簡単に躓いてしまう人もいるのが実情です。算数と数学は似て非なるもので、中学の最初の段階で油断してあまり勉強をしないと、中間・期末テストですぐに赤点をとってしまい、補講に指名されてしまいます。一度や二度赤点をとったからと言って難関大学合格を諦めるのも間違っていますが、それほど楽観的に構えていてもいけません。英語や数学は他の科目以上に「積み重ね」が大切な科目であり、高校生になってから「中学の遅れを取り返すために頑張るぞ!」と意気込んでも、実際にはかなり難しいことです。ですから、高校生になってから焦ることなく大学受験勉強に移行できるよう、毎回の中間・期末試験、実力試験で目標を定めてコツコツと勉強していきましょう。


平日は部活帰りに友達とゆっくり帰ってくると夜も遅くなってしまい、休日にも頻繁に大会などがあるため、勉強する時間がほとんどないようです。どういう勉強生活を送ればいいのでしょうか?


特に運動部だと体力的にも辛く、勉強生活にプラスの影響があるとは言えないように思われます。しかし、ストレスの発散・勉強のメリハリづけ・かけがえのない友人作りという大きなプラス要素を忘れてはいけません。実際、海城では中学の間はほとんどの生徒が部活動に参加しており、これは成績上位者にもあてはまることです。高校では人それぞれなのですが、少なくとも中学の間は「3年間頑張ろう」という気持ちで部活動に打ち込むべきです。中高一貫校に入った以上は成績が一番重要なのは言うまでもありませんが、なんとしてでも部活動との両立を目指しましょう。「授業中に他の人以上に集中する」「電車の中で簡単な予習・復習は済ませる」「試験直前の部活動休止期間に集中的に勉強する」などが対策として挙げられます。


高入生なのですが、高1の間は中入生と数学の授業が異なるなど、差を感じているようです。このままで難関大学に合格できるのでしょうか?


海城高校の特徴として「高入生は成績中位層に固まり、成績上位と下位には中入生が多い」ということが挙げられます。東大の合格者も多くは中入生ですし、そもそも高入生で東大を目指す人がそれほど多くなくというのが実情です。しかしながら、高入生にも非常に成績優秀な人もいますし、その逆の人もいます。高1の段階では中学までの数学の進み具合に大きな差があるため、どうしても授業を別々にしなければいけないのですが、そこで中入生に追いつければ難関大学合格は十分可能です。高校入試が終わったばかりで「燃え尽き症候群」に陥ることなく、約3年後に迫った大学入試に対する目標意識を持った勉強を心がけましょう。


塾の勉強に追われて学校の勉強をほとんどしていないようです。「学校では先生が志望校の出題傾向とは異なったことを教えているから、授業はあまり聞いていない。塾の勉強の方が大切だ」と子供は言いますが、学校の成績や授業への取り組みはあまり気にしなくてもいいのですか?


塾の勉強は非常に大切です。それは学校以上に「自分にとって必要な科目を、自分のレベルに合わせて、自分の目標を見据えて、教えてくれる」からです。特に成績上位者には「学校の教科書や問題集は簡単だし、塾の勉強を優先しよう」と考える人もいますが、度を過ぎて「学校の勉強はどうでもいい」と考えてはいけません。海城でも志望校別の授業は展開されないので(教科によっては国公立・私立の別はありますが)、基礎を一通り学習し終えた高2・3の段階では、全ての生徒にとって適切な授業が行われているかと言えば微妙なところです。しかし、必要のない知識や勉強というものはありません。必ず学校での勉強が役立つ場面があるのです。センター試験を受けるのであれば、「センター試験=基礎学力・知識が問われる場」なのですから、学校の授業は大いに大学入試の成否に関係してきます。特に受験生には時間がなく、授業を軽視するような考え方も理解できるのですが、それが合格への最短のルートではないことは間違いありません。「学校は確かに簡単なことをやっているが、ここは自分にとっては確認・復習の場で、どの授業も志望校合格に必ず結び付くはずだ」という意識を持って、知らないこと・わからないことは貪欲に吸収・理解しましょう。そして、東大などの最難関大学に現役合格を果たした人の多くはこのような姿勢で学校の授業に臨んでいます。決して軽視することなく、塾との両立を心がけましょう。


ご自身や周りの友達はどういう塾に行っていましたか?(中学・高校)


中1の段階から塾に行く人は1割程度です。鉄緑会やSEG、平岡塾、Z会などが主です。中3になると2割くらいが通い始めます。また、高校では上記の塾に加えて駿台や河合塾に通う人が多くなります。海城が新宿に近いこともあり、新宿や池袋にある塾に行く人が多いです。高2の夏以降から通塾者が増え始め、半分以上の人が通塾するようになります。また、通塾科目数が増えるのもこの時期から高3の始めにかけてです。


高校3年生まで部活動を続けていても難関大学に合格できるのでしょうか?


「高校では部活に入らない」「学校や塾の勉強との両立が難しく、やむをえず2年生で辞めてしまう」「3年生まで頑張って続ける」など、取り組み方は人それぞれだと思うのですが、「どうすれば大学に受かりやすい」などということはありません。また勉強も中途半端に、無理に部活動を続けていてはいけません。高校生の最大の目標は大学入試なのですから、部活動を理由に勉強を怠けてはいけません。「成績が悪いのは部活のせいだ」と考えるようになったら、辞めた方がいいでしょう。最大の目標を見失わないで、無理なく続けられる時期まで頑張ってみるのがよいと思います。


















